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zoom RSS シュタインズ・ゲート クリアした感想(全力全開ネタバレあり)

<<   作成日時 : 2009/12/29 06:09   >>

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 始めに断っておきますと、ベタ褒めはしていません。
 なので、シュタインズ・ゲートが神ゲーだと信じてやまない人は、読むと不愉快な気分になるかもしれません。あしからず。

 といっても、面白いゲームではありました。良作。やや甘く評価すれば、傑作と言っちゃってもいいかもしれません。
 ただし、神ゲーではあり得ません。同じノベルゲーという分野で見ても、この分野をたいして遊んでいない僕ですら、これより優れたゲームの名前をいくつか出すことができます。もちろん、ゲームの評価なんざ、実際に遊んだ個々人の感想が全てであり、あくまで「僕にとっては」の話ですが。

 じゃあなんでこのゲームが僕にとっては良作止まりなのか、最初は理由がよくわかりませんでした。
 わからないまま「神ゲーじゃないよ」とか書いても、ただのいちゃもんにしかならなさそうです。そんなのをブログに書いて、シュタゲのファンからフルボッコにされるのも嫌なので、せめて自分の感想の理由は把握しておきたいと思いました。

 ということで自分用の日記につらつら書いてみたら、あっさり理由がわかりました。
 ヒロインごとの個別ルートがなかったからです。

 こういう書き方をすると「ギャルゲ脳乙」と言われて終わりそうですが、いや、別にお気に入りの○○ちゃんと長くいちゃいちゃできなかったから不満です、とか言いたいわけではありません。

 このゲームのストーリーは、基本的に一本道です。
 ただ、何ヶ所かが分岐点となっており、そこでの選択次第で、各ヒロインの個別エンドへと進むわけです。選択後のストーリーはあまり長くないので、「個別ルート」とまでは呼べません。

 で、主人公はキャラクター性こそアレなものの、異性に対する興味はどちらかというと薄いらしく、ほとんどのヒロインに対し、個別エンドに入らない限りは「友情」以上の思いを抱いてません。
 なので、ほとんどのヒロインエンドが、やや唐突というか、なんか付け足しくせーなと感じてしまったのです。

 といっても、主人公の心理描写に納得がいかない、というわけではありません。個別エンドを決定づける選択肢における主人公の葛藤自体は(大体)理解できますし、各ヒロインとの仲も、むしろその後で深まったんだろうなとは想像できます。

☆★☆★☆

 ここまで書いたところで、なんか自分の言いたいことがうまく伝えられている自信がなくなったため、いったんやめます。
 代わりに、自分用の日記に書いた文章をそのまま転載してみます。こっちのほうが、変に言葉を飾ろうとしてない分、かえってわかりやすいかも。

☆★☆★☆

日記の転載

 シュタインズ・ゲート、クリア。
 なんかもやもやした感想があり、表に出したいものの、ブログとかに書いちゃうと単なる愚痴にしかならなそうなので、こっちに書いてみる。

 まず、神ゲーではない。無論、俺にとってはね。
 ノベルゲーである以上、ストーリー以外についてとやかく言う気はない。ただ、そのストーリーが、決して完璧ではなかった。100点満点中80点。ゆえに神ゲーではなし。

・ルカ子とフェイリス、ストーリー的にはいなくてもよくね?

 普通のヒロインごとに個別ルートが用意されているゲームの場合は、自分の好きなヒロインだけつまみ食いできるため、メインストーリーと絡まない脇ヒロインがいてもなんら問題なし。
 ただこのゲーム、メインルートは基本1本、いくつかの分岐点での選択によって個別エンドという流れなので、どのヒロインに関する話も避けて通ることはできない。なのにルカ子とフェイリスの話に関しては、単にメインに絡まないというだけでなく、話の質自体が弱かったような。

 さらに言えば話の構造上、どのヒロインに対しても、個別エンドが確定するまでは主人公は特別な思いを寄せていない。まゆりはまあ別、クリスは後付けで実は寄せてましたとか言ってるけど、他は。
 なので、まゆり以外の全ヒロインエンドについて、唐突さが感じられてしまった。個別ルートが用意されていれば、この問題はなかったはず。

 あとはまあ、悪の大ボスみたいな位置づけかと思ったSERNが、実はストーリー上は全然大ボスじゃなかったり、といった辺りもマイナスかな。
 てか結局のところ、クリスをふくめた全ヒロイン(まゆりは除いていいにしても)への主人公の思いがうまく収束しきれた感がなく、にも関わらずそこがドラマの中心軸になっているがゆえにいまいち、てことか。わかったわかった。

☆★☆★☆

 ついでに、この本の流儀で書いてみた下書きも載せてみます。

背景説明→問い→結論→理由→理由の根拠→想定される反論→それに対する再反論→結論の確認

背景
シュタゲは神ゲーとか言われて絶賛されてる。

問い
だが俺にとってシュタゲは神ゲーではない。なぜだ?

結論
ストーリーの主軸が各ヒロインへの思いに置かれていたにも関わらず、肝心の各ヒロインに対する主人公の気持ちの描写が不充分だったから、ストーリー全体の質そのものに不満を感じた。

理由
普通のギャルゲーにおける、いわゆるヒロイン個別ルートが用意されていない。そして実際に提示されたメインルートにおいて、まゆり以外のヒロインは、主人公にとって「特別」と断言できるほどの存在ではなかった(紅莉栖への思いは最終的には特別なものとなるが、フラグを立てなかった場合はその思い自体が描写されない)。

根拠
本編の描写。

反論
確かにほとんどのヒロインに対し、主人公は恋愛感情を抱いてなかったかもしれない。だがそれでも大切な存在だとは思っていたし、なによりも主人公が傷ついたのは、そんな彼女たちの想いを自分の一存で踏みにじったことだ(加えて言えば、踏みにじる選択をプレイヤー自身の手でさせるという演出にも意味がある)。そうまでして至った結論があの究極の二択だという悲しさ、そしてその運命をも乗り越えたtrueエンドの感動、それがシュタゲが神ゲーたる由縁だろうが。そんなこともわからんのかボケが。

再反論
確かに理屈はその通り。だがその理屈を成立させるためには、プレイヤーに対し、全てのヒロインへの強い思い入れを持たせなければならない。ノベルゲーにおいてプレイヤーの心をそこまで動かすためには、結局はプレイヤーの分身たる主人公の心を動かす必要がある。その描写が不充分であったがために、プレイヤーは全ヒロインに対して激しく思い入れるということはできず、結果、感動のレベルも下がってしまった。

また反論
そんなのてめえの感想だろうが。俺は感動したんだよ糞が。

また再反論
なにを勘違いしている? 元々の問いは、「俺にとって」シュタゲが神ゲーでない理由はなんなのか、だ。俺以外の人間がどう感じたかなど知ったことではない。

結論の確認
各ヒロインに対し、主人公が強い好意を持つ描写が作中でなされていれば、ストーリー全体の質も上がっただろう。あくまで、俺にとっては、だがな。

厨二病
フハハハハ。

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
まぁ、簡単に言えば結局作品の評価なんて個人の主観に依存するってことですよね。

その作品などに大勢の人が共感すれば、自ずと社会的評価も上がっていく分けですから

得に芸術のような分野でその傾向は顕著ですけど、これもそのたぐいかもしれませんね

2010/11/04 20:40
>結局作品の評価なんて個人の主観に依存する

そうですね。
といっても、自分が好きなものの悪口を他人が言ってると腹が立ちますし、その逆もしかりです。
この記事は我ながら、そのあたりを警戒しまくって書いてるなーと改めて思いました。
植村(管理人)
2010/11/04 22:54
1年前のブログにコメントするのもどうかなと思ったのですが。

個人的には凄く面白かったゲームですが
他のヒロインに感情移入しにくかったことには同意です。
攻略ページをほとんど参考にしなかったので
何周もplayしているうちに最後に
まゆりの為にという気持ちは移入できても
最後の助手は、なんだかなぁ…と。

世間で評価されている
トゥルーエンドで救われたに素直に同意できないです。
バッドエンド苦手だから嫌ってわけでもないのですが。
とおりすがり
2011/01/10 21:48
まゆり以外のヒロインに対する恋愛感情の描写は、どれも後付けっぽくなってましたからね。
まあ、基本一本道のゲームで複数のヒロインとの恋愛を盛り込もうという物語の構造上、しょうがなかったかなとは思います。
植村(管理人)
2011/01/10 22:52
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