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zoom RSS フロー体験とゲームの関係

<<   作成日時 : 2009/01/16 19:35   >>

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 フロー本の本家を読み終えたところで、フロー体験を発生させる条件についてまとめ直してみました。

・やりがいがある大小の目標とルールがある。
・自分の行動が目標を達成する上で正しいかどうかを測る方法がある。
・自分のレベルに合った難易度になっている。
・自分が能動的に関わり、物事をコントロールしている、やっていることに意義があると感じている。
・集中している。


 これはほとんどそのまま、ゲームを楽しむための方法論としても適用できそうです。
 以下、蛇足かもしれませんが、自分なりの注釈を。

☆★☆★☆

やりがいがある大小の目標とルールがある

 多くの自己啓発本では、目標を設定することが大事だと説かれています。目標を決めることで、行動の1つ1つに秩序が生まれ、エネルギーに変わるのだと。
 ただ、なんでもいいから目標を決めればよい、というわけではありません。大事なのは、その目標を達成するのが楽しそうだ、やる意味があると感じられること。すなわち、やりがいが持てる目標であることです。

 ここを見誤り、やっていてもつらさしか感じられないのに、意地になって目標を達成しようとすれば、不幸にしかなりません。
 目標設定はあくまで、日々の行動を楽しくするための手段である、ぐらいに考えておくのがいいのでしょう。

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自分の行動が目標を達成する上で正しいかどうかを測る方法がある

 ゴールが北にあるのに、自分が走っている方向がわからないのでは、なにも面白くありません。自分の行動が、目標を達成する上でちゃんと役に立っているかを常に把握できる必要があります。
 なお、ゲームで言えば、エヴァ2や絢爛が難しい理由の1つはここにあると思います。自分の取っている行動が目標を達成する上で正しいのかどうか、判断がつきにくいことが多い。特に人間関係がらみの目標を設定すると、そうなりがちです。

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自分のレベルに合った難易度になっている

 簡単だと退屈になる。難しすぎると嫌気が差す。ちょうどいいバランスでないといけません。
 なにをもってバランスが良いと言うかは人それぞれであり、同じ個人であっても、技能の習熟に伴って変わってきます。今の自分にとってちょうどいいバランスはどこかを常に意識することが必要でしょう。

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自分が能動的に関わり、物事をコントロールしている、やっていることに意義があると感じている

 いわゆるムービーゲーに対する悪口の根拠はここだと思います。ゲームは能動的に遊んでナンボ、ただ垂れ流されてるだけのムービーを見ててもつまらない、というわけです。
 僕もどちらかと言えばこの意見に賛同しますが、かといってこの理屈が全面的に正しいとすれば、アニメをはじめとする映像作品全てがつまらないということになってしまいます。実際にはそんなことないのは言うまでもなし。要はムービーにも、面白いのとそうじゃないのとがある、ということでしょう。

 ゲームに関して言えば、むしろムービー以上に危険なのは、惰性で遊ぶことです。
 コレクション要素のあるゲームだと、図鑑を全部埋めないといけないと思ってしまう。ギャルゲーなら全キャラのエンディングを見るのは当たり前だ、等々。それがやってて楽しいのならもちろんいいのですが、「やらなければいけない」という義務感でやるのではつらいだけです。

 何十時間も遊んだゲームをクソゲー呼ばわりする人がいるという珍妙な事態は、このトラップに引っかかっているがゆえに生まれるものだと思います。とっくに飽きてるのに、義務感だけでやり続けた結果、ゲームが苦役にしかならなくなってしまったわけです。
 ゲームとは、用意された要素をコンプリートするためにやるものではないし、エンディングを見るためにやるものですらない。ゲームプレイヤーに勝ち組負け組があるとすれば、それはゲームを楽しめたかどうかでのみ判定される。となると、プレイヤーが第一に問われるスキルとは、自分にとって楽しいことだけをやり、楽しくないことはやらない、その判断能力になるかと思います。

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集中している

 テレビを見ることはフロー体験にはつながらない、と本の中では何度も述べられています。
 その理由の1つは、上述した能動性・受動性の問題。もう1つが、テレビではCMやらなんやらでしょっちゅう集中が邪魔される、ということだそうです。

 僕が一年の計として挙げた、今あるゲームをまず楽しむという方策も、フローを発生させる上では理にかなっていたようです。
 あまりゲームをとっかえひっかえしていては、どれにも集中できず、結局はどれも楽しみきれなくなる、ということでしょう。飽きない範囲ではなるべく集中するのがよさそうです。

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 以上を踏まえ、フローを発生させる上で大切な要素を1つ挙げるならば、「自分の感覚を意識すること」になります。
 自分がやっていることは本当に楽しいか。難易度はちょうどいいのか。惰性でやってないか。ちゃんと集中できているか。こういったことをきちんと自覚する、すなわち自分の行動を真の意味でコントロールすることが一番大切だと思います。

 この考え方は、やはり多くの自己啓発本で述べられている、「自分が幸せかどうかは自分で決める」という考え方につながります。
 幸せになりたければ、自分の行動や思考に責任を持つことだ、というわけです。哲学的かつ実践的で、僕は好きですね。

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