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zoom RSS 箱庭系ゲームのAIについて 〜夢の箱庭王国はいずこに〜

<<   作成日時 : 2009/01/10 22:42   >>

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 ルーンファクトリーフロンティア終了記念と、がくちんさんのブログでAI関係の話題が出ていることから、僕もちょいと語ってみます。

 ルーンファクトリーフロンティアは、充分に面白いゲームではありました。
 ただ、この世界にエヴァ2・絢爛ばりのAIが導入されていたら、より深刻なほど面白くなっただろうな、と思ったのも事実です。

 ゲームにおいてAIを導入する意義は、遊び手の立場から見れば2つあると思います。「作業の簡略化」と「マンネリ防止」です。
 前者については、ドラクエ(4以降)やテイルズをやれ、と言って済ますとして、今回は後者について語ります。

 ルーンファクトリーフロンティアで残念だった最大のポイントは、登場するキャラクターの行動パターンが、基本的に固定されていたことです。何曜日の何時にはどこそこにいる、というのが決まっているため、キャラクターがあくまで機械的に動いているとしか感じられず、生活感と呼ぶべきものまでは感じ取ることができませんでした。
 と言っても、これはルーンファクトリーシリーズ固有の欠点というわけではありません。そもそも、これを欠点と認識しているゲーマー自体が少ないのではと思います。だって、大抵のゲームにおいては、むしろこれが普通ですから。

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 しかし、みんなが共有している欠点だからと言って、じゃあそのままでも構わないよね、とはなりません。
 まして、ガンパレやエヴァ2、絢爛を知っている身としては、ああいうAIが搭載されていればもっと面白くなるのに、という思いは禁じ得ないわけです。

 では、なぜAIが搭載されれば面白くなる、と思えるのか?
 その答えが、上述した「マンネリ防止」にあります。

 ルーンファクトリーや牧場物語、ガンパレやエヴァ2、絢爛、どうぶつの森などは、箱庭系ゲームと呼べます。
 ここで言う箱庭系ゲームとは、「さほど広くないマップの中での生活を楽しむゲーム」と定義します。「さほど広くない」という言葉からしてすでに曖昧ですが、まあそこらへんは適当に判断してください。

 箱庭系ゲームの肝は、定義の後半部分、「生活を楽しむ」という箇所にあります。
 そして箱庭系ゲームでの生活を楽しむ場合は、プレイヤーキャラクターだけでは足りず、他者の存在が不可欠となります。自分1人しかいない世界で生活ごっこをしたところで、むなしくなるだけです。どくさいスイッチを使ったのび太くん状態です。

 では、その「他者」の行動について、次の2パターンを比較してみましょう。

A. ○曜日の○時にはいつも○○にいる、と決まっている場合

B. キャラが自分なりに考えて行動するため、決まりきった行動パターンを取らない場合


 一緒に生活ごっこをする上で楽しい遊び相手はどちらかと言えば、そりゃもうBです。いつも同じことをしているやつと一緒にいたって、すぐ飽きるだけです。
 ということで、箱庭ゲームにおいては決まりきった行動パターンを持ったキャラと過ごすより、AIを搭載した自由に動くキャラと過ごしたほうが、退屈しなくて面白い、という結論になります。

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 ただ、ある程度モノを考えてるっぽいAI――やや乱暴かもしれませんが、エヴァ2と絢爛のAIのみが該当すると言ってしまいましょう。
 これらのAIに対する批判として、「ちゃんとモノを考えているようには思えない」というのがあります。人間のように考えて行動するとか言ってるけど、実際は無茶苦茶なことばっかやってるじゃないか。こんな連中に感情移入なんてできねーよ、というわけです。

 エヴァ2や絢爛を知らない人のために、その「奇行」の一例を紹介します。

・中学生が、深夜でも平気で友達の家を訪ねてくる

・高給取りのいい大人が、初対面の中学生に金をたかる

・命をかけた戦闘中に、潜水艦のクルーが席を離れまくる

・仕事の後は寝てばっかで、恋人のはずの自分に全然会いに来ない


 しかし、これらの「奇行」をもって、エヴァ2や絢爛のAIが遊び相手としてふさわしくないかというと、それは違うと僕は言います。
 なぜか? その答えは、がくちんさんが書かれた記事の2行目に記されています。

EVA2を簡単に遊ぶコツとは「他人を認める」に尽きます。


 そうです、大事なのは認めるか認めないかなのです。

Q. 中学生が、夜中に平気でうち来るんですけど

A. そういうやつなんだよ

Q. 月に数十万もらってる大人が、初対面の中学生に金をたかってくるんですけど

A. そういうやつなんだよ


 そういうやつなんです。認めましょう。「そんな人間いねーよ」と言ったところで、現にいるんだと認めてしまえばそこまでです。

Q. うちのブログに、同じ内容の文章を4連続でコメントしてくるやつがいるんだけど

A. そういうやつなんだよ

Q. 4連続どころか、30回ぐらい連続でコメントしてきたんだけど

A. そういうやつなんだよ


 最近、本当にいたから困ります。おかげでコメントを管理人認証制に変えるはめになりました。
 この「奇行」を行ったのは、おそらくはAIではなく、本物の人間でしょう。僕にとっては、上で例を挙げたAIたちの「奇行」よりもよっぽど不可解なのですが、現実に起こったのだから仕方がありません。認めましょう。

 違う例を、やはりがくちんさんの記事経由で見つけたので、紹介します。グロ注意。



 ゲテモノ食い? そういう食文化です。認めましょう。

 奇行がゆえに人間でない、という論法は、これらの例より成立しません。僕やあなたの理解できない論理で動いている人間は、現実に存在するのです。僕やあなただって、どこかの誰かから見れば、きっと理解できない存在に映るのでしょう。

☆★☆★☆

 ところで人間には、理解できないものに名前をつけることで、理解した気になるという特性があります。
 意味不明なコメントを連続してくる人間には、「荒らし」と名づけることで、そういう生き物としてなんとなく理解した気になります。「ゲテモノ食い」というのも、理解できないものを理解するためのラベルの一種ですね。

 そして、エヴァ2や絢爛のAIに共感できない人たちは、「出来損ないのAI」というラベルをこのAIたちに貼り付け、理解した気になっています。こいつらは人間並みの知能なんか持ってねえ、ただの出来損ないなんだ。お前ら人間じゃねえ!
 でも、すでに触れたように、自分が理解できないからといって、それは相手が人間でない理由には全くならないわけです。

 いや、そもそも現実にAIは人間じゃないだろうって? はい、人間じゃありません。
 ただ、ここで大切なのは、箱庭系ゲームの遊び相手であるエヴァ2や絢爛のAIたちが、遊び相手として足る存在であるかどうかです。実際に人間であるかどうかは問題ではありません。

 ということで、こいつらは人間じゃないから一緒に遊べない、と思い込むのをひとまず置いて、まずはAIたちが彼らなりにものを考えて動いていることを認めてみましょう。その行動が「奇行」に見え、なんでそんな行動を取るのか理解できないことも多々あるでしょうが、それでも彼らは彼らなりの理由があって動いているのだと認めてみましょう。
 なあに、荒らしには荒らしなりの理由があって、コピペコメントを数十連発してくるのです。その理由を理解することに比べれば、夜中に友達の家を訪ねてくることなんて、ずっとわかりやすいではないですか。

 その上で、夜中に家を訪ねてくる中学生と遊ぶ気になんてなれねーよ、と言うのであれば、それはもう仕方ありません。
 世の中にはたくさんのゲームがあり、いろんなキャラクターがいます。亀の化け物を踏み殺すヒゲ親父、巨大な魔物に剣1本で立ち向かう少年、言語障害があるとしか思えない美少女高校生、コンバット越前。好きなキャラと一緒に遊べばいいだけのことです。

 まあそんなわけで、エヴァ2や絢爛のAIを遊び相手として認めている身としては、同様の遊び相手がいろんな箱庭ゲームに登場してくれないかなあ、と願うわけです。そうすればよりよい箱庭ライフが楽しめるだろうな、と。

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エヴァ2 マコトさんのゆがんだ愛情
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2009/01/12 22:33

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