「一言でまとめる意義」を長文で説明する今日この頃

 物事をうまくやるコツとか、いろんな原理原則とかは、なるべく一言でいうのがいいんじゃないかと最近思ってます。
 では、なぜ一言でいうのがいいのかを、一言でいってみましょう。

・長いと読む気にならない。
・短い文章だと、読む際に補完が入る。


 はい、二言です。
 いいんです。1つのことは一言でいう。言うことが2つあるなら、二言使ってもいいんです。

 しかし一言だけだと他人に意味を伝えるのは難しいので、ここで長文の出番となります。

・長いと読む気にならない。

 これは説明する必要はあまりないですね。2chとかの書き込みで、「長文うぜえ」としばしば言われる由縁です。あと、いろんなもんの説明書とか、まじめくさった解説書とかが読みにくい理由でもあります。

・短い文章だと、読む際に補完が入る。

 こっちは説明が必要でしょう。
 そもそも、物事をうまくやるコツとか、いろんな原理原則ってやつは、短い文章で表現しきれるわけがありません。きちんと説明しようと思えば、どうやっても文章は長くなります。それこそ、こうやって長文で説明しているように。

 ですが、ここで大事なのは、こういうふうにまとめる理由が、そのコツやら原理原則やらをきちんと身につけることにある、ということです。
 たとえば「料理の作り方」みたいなことは、いくら文章で理解したところで、実際に技として身についていなければ意味がありません。「まず牛肉を○○グラム用意して、塩こしょうで下味をつけてから15分置き、その間に~」とかなんとかいう文章を暗記したところで、その行程を身体が自然にこなせるようにならなければ無意味です。

 本来なら長文じゃないと説明できないことを、あえて短い一言でまとめる意義がここにあります。
 短い文だと説明が足りてない。足りてないからこそ、その部分を想像して補う必要がある。そうやって自分の頭で考えることで、かえって総合的に理解できる、身につく、という理屈です。

 全部を文章で理解しようとすると、逆にいえば、文章に書かれてないことは気にしなくてもいいんだ、みたいな意識になりがちです。「だって兵書には『山に陣取れ』ってあったじゃないですか!」と主張して、馬謖は孔明に斬られるのです。マニュアル通りにやっていますというのは、アホの言うことなのです
 そもそも、本当になんでもかんでも全部文章で説明できるのかというと、そんなわけはありません。もし文章が──言葉がそこまで万能だったら、映像や音楽といった表現媒体はなんのためにあるのかという話です。百聞は一見にしかずということわざもあります。

 つまり、物事をなるべくきちんと理解するためには、文章そのものの理解や暗記にこだわるのではなく、短い一言(キーワード)から想像をふくらませて、自分の頭で全体像を把握する必要があります。
 また、先に述べたように、長い文章はそもそも読むのが苦痛になりがちですから、ただ読むだけでいっぱいいっぱいになってしまい、その先の理解に行き着かない、ということもよくあります。

 という、長い文章での説明でした。
 ま、長い文章ってのは書いてて楽しいんで、それはそれでいいんですけどね。その楽しさは多分に自己満足の要素が入ってるんで、学習目的で言葉を使うのであれば、最終的には一言でまとめてしまうのがいいと思うわけです。

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 以上を踏まえ、僕が最近思ったいろんなことを、一言でまとめてみます。

・MMOが面白いのは、未来があるから。

 正確には、僕がやってるMMOはドラクエ10だけなんで、「ドラクエ10が面白いのは~」と書くのが正しいのでしょう。
 ですが、元より表現力に限界のある一言まとめという手法を用いる以上、そんな些末な正しさはポイです。ドラクエ10を遊んだだけで、あたかもMMOというジャンルについて全てをわかったような気になる、そういう図々しさがポイントです。

 なお、この一言の意味は、「MMOは時間が経つとアップデートでシナリオが追加されたり、ゲームバランスが変わったりするから面白いよね」ということです。これだと長いので、「未来があるから」と、若干中二病風味のポエミィなまとめ方をしてみました。

 従来のRPGだと、基本、クリアしてしまえば終わりです。裏ボスとかを倒したり、コレクター趣味があるならアイテム集めとかに手を出すこともできますが、それらも一通りやってしまえば終わりです。
 でもMMOの場合は、「今はやりたいことを一通りやっちゃったけど、今後がまだある」と思えるために、結構単調なレベル上げとかもさほど抵抗なく続けられます。なぜなら、このレベル上げが未来につながると思えるから。

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 次、散々書いてる「フロー」という概念についての一言まとめ。
 フロー状態、それこそ一言でいえば「充実してる」状態を感じるためにはどうすればいいのか。

・好きなことを一生懸命やる。
・好きじゃないことをやらなきゃいけないときは、なるべく楽しめるよう工夫してみる。
・疲れてるときは休憩する。


 三言必要でした。

・好きなことを一生懸命やる。

 フローの基本はこれです。好きじゃないことをやっても、充実なんざしにくい。たとえ好きなことであっても、一生懸命やらなきゃつまらない。

 ここからさらに考えを進めれば、ゲームの難易度調整がどうだとか、集中する意識がどうのという話にもなるわけですが、そうすると結局長文になってしまい、「じゃあつまりどうすりゃいいの?」と混乱してしまうわけです。
 なので、一言でいってしまうのです。「好きなことを一生懸命やればいい!」と。

 ただ、これだけでは足りてないので、さらに言葉を追加します。

・好きじゃないことをやらなきゃいけないときは、なるべく楽しめるよう工夫してみる。

 好きじゃないことをやっててもフローには入りうる──みたいなことが関連書には書かれてあったんで、その点について一言でまとめてみました。
 これはそのまんまの意味です。普通にやってても楽しくないことは、どうにかして楽しくできないか、いろいろ考えて工夫してみましょう、ということです。そうやって試行錯誤すること自体が楽しかったり、いろいろ試してみたら、少なくとも「つまらなくはない」程度には改善できたり、ということはあります。

 以前も書きましたが、ドラクエ10のレベル上げについて、僕はこの心得でもって臨んでいます。
 あるときは、一箇所で簡単に倒せるモンスターを倒しまくる、いわゆる普通の「狩り」を行う。別のあるときは、レアアイテムを狙って強敵と戦い、ついでに経験値を稼ぐ。他には、目的地へ移動する際、途中にいる敵を倒しながら進むことで経験値を稼ぐ。魔法の迷宮や日替わりクエストで、報酬のふくびきけんを取るついでに戦う、等々。

 あと、戦闘自体は半ばNPC任せとし、自分は本を読んだりテレビを見たりして過ごす、というのも工夫の1つだと思います。要は、つまらないことを、ただ「つまらない」と思いながらダラダラと続けるな、ということです。
 たとえばWiiFitなんかにも、「テレビ番組を見ながらジョギング」みたいな項目が用意されてます。嫌なことを好きなことと組み合わせてやるというのは、1つの技としてありでしょう。まあこれなら、WiiFitなくてもキッチンタイマーがありゃいいじゃん、とは思いますが。

 ドラクエ10の経験値稼ぎに話を戻せば、効率だけでいえば、普通に「狩り」をするのが一番なのでしょう。
 しかしゲームは楽しむためにやるものですし、効率と楽しさとの相関関係は怪しいもんだと僕は思っています。

 それこそ上述のフローのまとめでいえば、「好きなことを一生懸命やる」「なるべく楽しめるよう工夫してみる」のが大事なのです。あーつまんねえとぼやきながら、ひたすら同じ敵と何時間も戦うなんてのは、好きなことでも楽しいことでもないですし、一生懸命とも程遠い精神状態です。
 なので、どうにか楽しめないか工夫してみる。どうしても楽しめそうになりなら、他の好きなことと組み合わせてやることで、つまらなさを軽減する、等々。いろいろやってみるのです。

 次、最後。

・疲れてるときは休憩する。

 これはフロー関係の本に書いてあったことではありません。僕の実体験からの言葉です。
 繰り返しますが、フローに入るために大事なのは「一生懸命やる」「楽しめるよう工夫する」といったことです。フロー本の記述でいえば、「エネルギーを投入する」ということです。

 つまり、一生懸命やるとか、工夫だの試行錯誤だのをするためには、まずエネルギーが必要です。
 疲れているときには、そんなことはできません。たとえ好きなゲームでも、ガチで疲れてるときには楽しめませんし、それこそダラダラとしたプレイになりがちです。

 というわけで、疲れてるときは休もう。でないとフローもクソもないっすよ、という意味の一言まとめです。

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 他にもいろいろと書きたい「一言まとめ」はあるんですが、いい加減長くなってきたのでいったん締めます。

 繰り返しますが、物事を一言でまとめる意義は、それによって自分で言葉の意味やらなんやらを考え、真の意味での学習をうながすことにあります。
 一方、こうやってブログで文章を書いたりするのは、書くという行為自体を楽しむという自己満足が目的なので、長くたっていいのです。だから「全然一言でまとまってねえじゃねーか」というツッコミは却下なのです。と、防衛線を張ったところで終わるのです。

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