なつかしのゲーム語り 第44回 MOTHER

 僕が初代MOTHERを好きな理由の1つは、全世界(ダンジョンや一部例外はあり)が1枚のマップの中に収まっていたことにあると思います。
 MOTHERというゲームは、当時はおろか今でも珍しいかもしれない、フィールドと街との間でマップが切り替わらないゲームでした。野道を歩いていると、やがて家屋が見えてきて、気づけば街の中に入っている。そういう作りだったのです。

 マップについて、僕の記憶に強烈に残っているのは、トンネルです。

 ゲームの中盤、遠くの街へ行く必要があり、普通は電車(汽車だっけ?)に乗って行きます。しかしこのゲームでは、トンネルの中を歩いて通り抜けることもできるのです。
 当然時間はかかりますし、途中の道では敵にも出会いますが、そんなのは問題にならないくらいのロマンがあります。なにせ、トンネルの中を歩くんですから。

 あと、似たような思い出として、砂漠がやたら広かったというのもあります。広いフィールドってやつは、それだけでなんか惹かれるものがあります。

 シナリオやらテキストのセンスやらにも、おそらく惹かれてはいたんでしょうが、こちらについてはよく覚えていません。
 ただ、頭の中に漠然と残っている記憶として、MOTHERってのはいいゲームだったなあ、というのがあります。1+2なんてのも出たことだし、またやってみようか、でも実際にやると昔思ってたほどじゃなかったってなりそうだなあ、などと迷って、結局手を出してなかったりします。

☆★☆★☆

 一方で、続編の2と3に対する評価は、個人的にはあまり高くありません。
 2が残念だった理由は、まず上述の「全世界が1枚のマップの中に収まっていた」がなくなってしまったことです。2では、1つの街の冒険を終えたら次の街へ、そこの問題が解決したらまた次へ、という面クリア方式になってしまい、1で感じられた世界の広がりみたいなものが感じられなくなってしまったのです。

 あと、SFCになって画面がカラフルになったのも、僕にとっては逆にマイナスでした。
 1はFCでしたから、そんなにカラフルではありませんでした。基本的に、フィールドは緑。よその街に行っても、一部を除いて大体緑。街並みをチラリと見ただけでは、これがどこの街なのか区別するのは難しい、そんな感じだったように思います。

 それが、逆によかったのです。
 これはもう、趣味の問題なのか、あるいは他に理由があるのか、自分でもわかりません。ともかく、カラフルであるがゆえに、なぜか逆につまらなかったのです。

 2について一番残念だったのは、戦闘のバランスとかですかね。あんまりよく覚えてませんけど。
 もっとも、3のほうはつい最近やったので、断言できます。バランスうんぬん以前に、単純に戦闘がつまらない。下手すると初代ドラクエよりつまらないかもしれない。

 MOTHERというシリーズは、糸井重里さんのテキストを楽しむのが第一のゲームであるとは思います。
 そう思ってもなお、戦闘があまりにつまらなかったので、3は序盤で投げ出しました。

 今現在、僕はRPGというジャンルに、たいした期待を持っていません。新作だろうが大作だろうが、どうせどれも似たり寄ったり、使い回しのシステムだろうという冷めた思いがあるのです。空の軌跡は好きだ、続編も楽しみだと言っても、あれが好きな理由は物語やキャラクターといったところにあり、システム面で特筆すべきものがあるとは思いません。
 しかしそんな新鮮味のないRPG群に比べてもなお、MOTHER3の戦闘はつまらなかった。ああ、やっぱり新鮮味がないと言っても、レベルの違いというのは厳然として存在するもんなんだなあ、とつくづく思ったものです。

 ただ、じゃあ気に入っている初代MOTHERの戦闘は問題がなかったのかというと、正直わかりません。今やったら愕然とする可能性もあります。
 ゲームに対する僕の好みや感性も、ファミコン時代と今とでは、おそらく相当変わっています。なので、2や3が個人的にいまいちだったことについて、全部ゲームの側が悪いと言う気はありません。巡り合わせとか出会ったタイミングとか、そういう要素もあったのかもしれないな、と思うだけです。

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