いろいろと示唆に富んでそうだ



 この前触れた2つの法則をきっかけに、行動経済学という分野に興味を持ったので、本を1冊買ってみました。
 まだ途中ながら、結構面白いです。専門用語や数式などが多く、読みやすいとは言えないものの、それらを適当に無視して結論だけつまんでいくと、「あるある」が多くて。

 まずは、以前も別の本の感想として書いた気がする、人間が持ちがちなバイアス=偏見について。

・簡単にイメージできる事例ほど、実際に起こる確率が高いと思いがち。レアな事件をニュースで見ると、自分も同じような事件に巻き込まれるんじゃないか、と無駄に怖くなったり。

・一度自分の中で考えが固まると、その考えを補強するデータばかり無意識に集めるようになり、考えに反するデータは無視するようになる。あるゲームを糞だと決めつけている人は、そのゲームを褒めている人の意見を無視する、とか。

・少数の法則。少ないデータを見ただけで、それが平均的なデータであると勘違いする。あるゲームを糞だと言っている意見を少し目にしただけで、そのゲームは誰もが認めるクソゲーなんだと思い込むとか。

・アンカリング。なにかの判断を下す際、その前に提示された(判断とは無関係なはずの)情報の影響を受けて、判断の内容が変わる。うまい例えは思いつかないので省略。


 続いて、物の価値判断に関するありがちな法則。

・物の価値はその絶対値によって決まるのではなく、他のなにかとの比較で決まる。人気ゲームの続編が、普通に面白いはずなのにボロクソに酷評されたりする現象はこれだろう。

・なにかの価値が同じ量だけ変化した場合、元々の値が低いほうが、変化に対する印象が強くなる。いつもは1万本ぐらいしか売れないシリーズの新作が11万本売れたら大ニュースだが、100万本売れるのが当たり前の作品が110万本売れたところで誰も気にしない。あるいは、不良がいいことすると褒められるの法則。

・同じ量だけ損するか得をするなら、損失を被る痛みのほうが、得をした喜びよりも強い。そこそこ面白いゲームを買ったときの喜びよりも、いまいち面白くないゲームを買ったときのガッカリ感のほうが……。

・上の法則により、すでに持っている物には固執しがちになる。散々遊んでもう飽きたゲームでも、じゃあ売ろうかと考えると、なかなか思い切れなかったり。物に限らず、自分の意見や立場に対しても、この法則は当てはまる。

・同じく、変化にリスクが伴う場合は、むしろ現状のまま変わらないことを望む。好きなゲームの続編に対しては、クソゲーを生みかねない意欲的な新システムよりも、前作を無難に進化させただけのシステムを望んだり。


 一応例えは自分なりに考えてみましたが、例え方自体が間違ってるものもあるかもしれません。ちゃんとした知識を得たい人は、最初に紹介した本を読んでください。

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