エロゲーに支払うコスト

 僕はスケジュール表の毎月第1土曜日の欄に、定期的にすべき用事を書き込んでいます。PCのデフラグやバックアップ等です。
 そんな用事の中に、「積んでいるエロゲーをチェックする」というのがあります。

 ありますが、なんでこんなことしなきゃいけないんだ、と今日の僕は思ってしまいました。
 これを予定に組み込んだ昔の僕の気持ちはわかります。買ったはいいけどろくにやらないまま放置しているエロゲーが何本かあるわけで、これなんとかしろよ、と言いたかったのでしょう。

 積んでる時点で、たいしてやりたいとも必要だとも思ってないわけですから、放っておけばいいんじゃないかという話です。もしくは問答無用で売り払うか。
 ただ、中身をチェックせずに売り払うことには抵抗もあります。僕のまだ見ぬ素敵なエロが詰まっているかもしれないですからね。

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 そもそもなぜエロゲーが積まれるかという問題を考えるには、エロゲーに支払わねばならないコストについて考える必要があります。
 以下、多分どうあがいても卑猥な単語が出てきてしまうと思うので、適当にごまかしながら書いていきます。読者のみなさんは、その想像力の赴くがままに脳内変換して読んでください。

 エロをなんのためにするかといえば、基本は気持ちよくなるためです。子孫を作るためとか、そういう1人ではできないことを口走るのはやめてください。悲しくなるので。
 気持ちよくなるためには、ピンクな妄想で心をワクワクさせながら、アレをナニするのが基本です。エロ素材に対して求めるものは、この「ピンクな妄想」の提供です。

 ところがエロゲーというエロ素材のやっかいな点は、すぐに妄想の元を提供してくれるとは限らない、ということです。
 特にノベル系のゲームの場合、幼なじみの女の子が朝うちに来て起こしてくれたり、学校であからさまなツンデレ美少女と口げんかをしたり、人付き合いが苦手だけどなぜか主人公にだけは心を開いている無口系少女とのなごやかな交流が描かれたりと、エロと直接結びつかない物語が長々と描かれるケースが多いです。

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「物語が描かれる」こと自体は、決して悪いことではありません。

 ピンクな妄想をふくらませるためには、単に女の子のエロいビジュアルや言葉があればよいというわけではなく、その女の子が何者であるかという知識が必要になります。
 今の時代、おっぱいを見たいだけならgoogle先生に甘えれば済むわけで、そんななんの変哲もないおっぱいなどにはたいした価値がありません。大事なのは、そのおっぱいの持ち主が何者であるか、です。

 エロ素材における物語とは、まさにこの「おっぱいの持ち主が何者であるか」を教えてくれる、重要なパートなわけです。
 女の子の性格、社会的立場、主人公との関係性等が物語の中で語られることで、読者はピンク妄想でモンモンすることができます。

 ただ、エロゲーの物語は長い。

 エロマンガの場合、1話読み切りなら大体20秒ぐらいでエロに行き着くはずです。単行本1冊の最後にエロが用意されている場合でも、30分はかからんでしょう。
 エロ小説ならもうちょっと時間がかかるかもしれませんが、それでもたかがしれてます。

 ところがエロゲーの場合、エロに行き着くまでがとにかく長い。
 単一のエロなら、すぐ拝めることもあります。しかしエロゲーの問題点は、エロとエロの間がまた長かったりすることです。

「物語→エロ→物語→エロ」ならいいんですが、エロゲーの場合、「物語→物語→物語→→エロ→物語→物語→物語→物語→エロ」だったりする場合がざらです。
 こうなると、エロに行き着くまでに長いことおあずけをくわされて、その間に息子が引きこもっちゃったりします。

 一言でいえば、エロゲーはタイムパフォーマンスが悪すぎるのです。

 この問題は、エロCGやエロシチュエーションさえあればそれでOKな人には無縁のものです。また、エロゲーの物語そのものを楽しめる人も、やはり問題ないでしょう。
 ですが、俺はエロが欲しいんだ、でもCGやシチュだけじゃ足りんからエロの補強材としての物語も欲しいんだ、という人間にとっては、エロゲーというやつは使い勝手がどうにも悪いのです。

 じゃあ使わなきゃいいじゃんという話ですが、そこはそれ、エロゲーにしかないエロというやつも世の中にはあるのです。3次元のエロ素材は無論、エロマンガやエロアニメでも代わりがきかないものが。
 なので、エロゲーには食指が動く。しかし実際始めてみると、なかなかエロに行き着けなくて積んでしまう。この悪循環です。

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 長々と書いてきましたが、じゃあ解決策はないのかというと、一応1つあります。
 つまらない部分は飛ばして読む。以上終わり。

 ……なんですがエロゲーの場合、「エロの素材としては役立たない」けれど、「普通に物語として読めば楽しめなくもない」ことが多いのが問題です。
 本気で面白ければ、エロとかそっちのけで物語として楽しめるんですが、そのレベルにまでは至ってない。こうなると、捨てるには惜しい、しかし読むのはエロ目的だと時間の無駄になる、というジレンマに苦しめられます。鶏肋というやつです。

 ここは多分、こちらの意識を切り替えるしかないんでしょうね。
 物語として本気で楽しめるレベルであれば、だまって読む。そこまで行かないのであれば、あくまでエロを優先して、物語部分は適当に読み飛ばす、と。やはり三国志の言葉を借りれば、「曹操はエロゲーに仕えぬ。エロゲーが曹操に仕えるのだ」ということです(蒼天航路21巻より)。

 よし、決まり。今日からはエロゲーをメイドとして従えるご主人様プレイで行きます。無能なメイドは容赦なくクビにするから覚悟してろよ。フヒヒ。

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