うみねこのなく頃に 第2話 プレイ2時間半時点での感想

 僕は、他人に「才能」を感じたことがほとんどない。
 ここでいう「才能」とは、その人間が確かに持っている特別ななにか、を指す。

 たとえば小説家であれば。
 余人では書き得ないものを書く力をこの人は持っている、と僕が実感できること。それが、その人に「才能」がある、ということになる。

 面白い小説というものはたくさんある。ごくまれに、すごい小説というものも存在する。
 けれど、作品をすごいと思ったからといって、その作者にまで凄味を――すなわち「才能」を感じるというわけではない。

 僕にとってすごい小説とは、まず銀英伝が挙げられる。その域には及ばないものの、最近の小説としては、銀盤カレイドスコープのラスト2巻もすごい。
 だが、銀英伝の作者である田中芳樹にも、銀盤の作者である海原零にも、上述の意味での「才能」を感じたことはない。

 僕が今まで「才能」を感じた人間は、多分3人だけ。小説家の秋田禎信とスティーヴン・キング、ゲームクリエイターの芝村裕吏だ。

 かといって、この3人の作品全てにハマっているかというと、そんなことはない。カナスピカは退屈だったし、デルトラクエスト(ゲーム)は2時間でやめた。キングの小説に至っては、まだ読んだことがなく、今後読みたいとも思っていない作品が山ほどある。
 それでもこの3人は、確かになにかを持っている。そのなにかを指して、僕は「才能」と呼ぶ。

☆★☆★☆

 今日、うみねこ第2話をやって、竜騎士07さんに、この「才能」を感じた。4人目だ。
 この人の「才能」は多分、物語に説得力を持たせる力だ。その説得力はおそらく、登場人物の心理描写によって成立している。

 2時間半遊んだその間、登場人物たちの心理に、僕はなに一つ違和感を覚えなかった。
 絵空事にしかなり得ないはずの展開に、僕は全て納得している。当たり前だ。登場人物がそれらの出来事を体験しており、彼らの心理描写に違和感を覚えていない以上、どんな展開であれ受け入れるに決まっている。だってそれは、「事実」なのだから。

☆★☆★☆

 このすごい才能は、ぜひ母にも触れさせるべきだと思った。ドラクエとかについてもそうだが、僕には母に対する啓蒙ぐせがあるのだ。
 ぜひ母に勧めようと思っているうちに、シーンは進み、朱志香の文化祭が始まった。

 朱志香大はしゃぎ。
 竜騎士07さんも大はしゃぎ。

 うん、やっぱり竜騎士07さんはすごい。上で書いてきたのとは違う意味で。
 困ったことに、こちらのすごさは母の知っている文化とは全く交わりそうにない。どうしよう。勧めてもいいんだろうか、これ。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのトラックバック