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zoom RSS ラストストーリー クリア後の感想(ネタバレあまりなし・悪口あり)

<<   作成日時 : 2011/02/16 21:22   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 3 / トラックバック 1 / コメント 0

 このゲームは発売日に購入し、およそ1週間後にはクリアしてました。
 つまり2週間前には一応感想が書ける状態ではあったわけです。

 じゃあなんで今まで放置していたのかというと、なにを書いたらいいのか迷ってまして。
 はっきり言えば、ほめどころより悪口のほうが多くなってしまうゲームです。なので、あんまり正直な気持ちを書くのもよくないかなあと。

 とはいえ、クソゲーだったかというと、そんなことはありません。なんといってもクリアしてますし。

 累計プレイ時間は25時間程度と、ボリューム自体があまりありません。また結構序盤のうちから飽きかけていたのを、やや義務的に遊んでいたりもしました。
 そういった事情はあるものの、それでも一応最後まで遊べたわけです。それだけでも僕にとってはずいぶんと珍しいことです。

 んで、クリアから2週間が経って、よくも悪くもどうでもよくなってきたので、逆に今が語り時かなあと思いました。

☆★☆★☆

 まあ例によって、社長が訊くですよ。これを発売前に読んだのは、よかったのか悪かったのか。
 社長が訊くというコーナーは、読み物としては非常に面白いものの、実際にゲームを遊ぶ上で参考になるかというと、正直怪しい気がします。所詮、作った当事者が自分のゲームを客観的に見れるかっていうと、まず無理でしょうし。

 ラストストーリーに関するインタビューを読んでいて特に印象的だったのは、これまでのRPGの文法を壊すんだ、みたいなことを坂口さんがしきりに言ってたことです。
 でも実際に遊んでみたら、いや、あんま壊れてなくね? と。確かに独自性があるといえばあるけど、せいぜいアクションRPGの一形態程度のもんに過ぎず、文法を壊すというほどのものじゃないのでは。それこそ比較で言えば、俺屍とかのほうが、ゲーム全体としては相当ぶっ壊してるよ、てな程度の代物です。

 ギャザリングというバトルシステムについては、敵が構築している秩序をぶっ壊すことで戦場の支配権を握る、みたいなことがコンセプトとして挙げられていました。
 でも実際のゲーム中では、そもそもプレイヤーも1人の戦士として戦場を駆け回っているため、戦場全体を把握しているという感じにはなりません。また別の見方をすると、ボス戦とかはそれぞれ一定のパターンを繰り返して戦うことになるので、やはり戦場の支配権がどうのという話にはなりません。それこそ、既存のRPGの変化系という程度にしか感じませんでした。

 またも比較で語ると、戦場の支配権うんぬんのコンセプトで言えば、暴プリの戦闘のほうがよっぽど実現できていたよなあ、と思います。
 そもそもこういうプレイヤーの知性を求めるようなゲームシステムの場合、いっそレベルアップや強力な武器といった要素は全部廃止して、敵味方のステータスを固定にしちゃったほうがいい気もします。このゲームにしても、レベル上げれば結構ごり押しで行けますし。

 このゲームは味方のスキルがさほど豊富ではないので、レベルが上がったところで戦い方のバリエーションが劇的に増えるわけでもありません。
 そういったことを考えるなら、そもそもレベル上げという概念自体が不要だ、という仮説にも至ってよさそうなものです。これまでのRPGの文法を壊すという過程において、そういった選択肢も一応検討はしたのか、あるいは考えもしなかったのか。

 逆にシナリオ上、次にどこへ行けばいいのかが微妙にわかりにくいことが多かったりと、近年のRPGに比べると不便な点も見られます。
 その意味では、これまでのRPGの文法を壊そうとした結果、別に壊さなくてもいいもんまで壊しちゃったというか。有り体に言えば、RPG界がつちかってきた学習の成果をいくつか放棄してる感があります。

 全く新しいRPGの形が示されたかというと、そんなことは全くない。かといって、従来の文法に従って見た場合、よくできたRPGとは言えない。
 それでも戦闘のテンポ自体は概ねよく、レベルがバンバン上がるおかげで面倒くささはあまりない、といった点は長所です。だからこそ、クリアするまで遊べたんでしょうし。

 いろいろと残念なところはありますが、システム周りについては、酷評するほどではありません。

☆★☆★☆

 ラストストーリーというゲームの最大の欠点は、ストーリーです。
 誰がシナリオを書いたのか知りませんが、基本的に下手です。話が盛り上がるかと思ったら、突然横道にそれたり。登場人物の心理描写も不自然だったり雑だったりしますし。王道だろうが恋愛至上主義だろうが構いませんが、その枠内ではきっちりした話を作ってほしいです。

 あまりネタバレにならない範囲で、このストーリーはセンスねえなと思ったわかりやすい箇所を紹介します。

 終盤、とある事情により、パーティーメンバーの1人が結構長期間、パーティーから離れます。
 物語のシチュエーション的に、今パーティーにいるメンバーは、この離れているやつのことを心配してもおかしくありません。少なくとも、「あいつ今どうしてるんだろうな」的なことは言ってもいいはずです。

 なのに、そういったセリフはほとんどない。パーティーメンバーはいろいろと雑談をしまくってるにも関わらず、ここにいない仲間への言及は、僕が確認した限りではほぼ(完全に?)ゼロでした。
 結局、こういうところへ気を使えない程度の人間が書いたシナリオなのか、というのが正直な感想です。それこそこれはゲームなんですから、少なからぬ人間が開発に携わってるはずなのに、こういう点には誰も言及しなかったのか、そもそも問題だとも思わなかったのか。

 全体のストーリー構成のレベルでも、こういった細部のセンスにおいても、あまりほめられた物語ではありませんでした。
 キャラの設定とか個々のセリフとか、部分的には結構魅力的でしたけどね。ストーリーというのは流れなので、部分的に魅力があるだけでは、各個撃破されて終わりです。きちんと物語全体をまとめられる能力のある人がいたなら、また違ったんでしょうが。

☆★☆★☆

 このゲームをこれから買おうかどうか迷ってる人に対して、無責任なコメントを送ります。

 まず、ストーリーにはさほど期待しないこと。キャラ萌え目当てなら、それなりに期待してもいいかもしれません。

 あと、ゲーム全体について言えば、過度な斬新さなどは期待しないことです。
 でも既存のRPGと全く同じということはないので、それなりの新鮮さは味わえると思います。ボリュームが控えめでテンポがいいというのも、昨今の長すぎるRPGに飽き飽きしている人にとっては、むしろいいんじゃないでしょうか。

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2011/02/21 12:02

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