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zoom RSS 説明すればわかると思ったら大間違いだ

<<   作成日時 : 2011/02/14 00:23   >>

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 3DSのローンチタイトル一覧を、改めて見てみました。
 nintendogsとレイトン教授以外は、3Dうんぬん以前に、DS系のメインユーザー向けですらない気がします。パズルボブルはありなのか? なんにせよ、スト4とリッジ、あとなんか爬虫類が出てくるやつは、ボロボロな結果に終わる気がしてなりません。

 なんてことを思った一因は、おそらくこの本を読んだことにあります。



 この本自体は、強くお勧めする気はありません。任天堂の歴史や思想がそれなりによくまとめられてはいますが、深みはないですし。Wikipediaで岩田さん宮本さんの記事を読んだり、社長が訊くを読んだり、あるいはほぼ日の岩田さん関係の対談記事を見たりするほうが、ある程度予備知識のある人にとっては面白いでしょう。
 ただそれはそれとして、なんでWiiやDSのようなハードが開発されたのかといった経緯を改めて読んでいくと、思うところもありました。

「いつも、これからゲームに引き込もう、という人を相手に作っているので、今、ゲームに熱中している人の意見は当てにならないところがある」(本書p106、宮本さんの発言)

 ゲームを遊びまくっている人である僕としては、全くその通りだと思います。遊んだゲームの時間を手作業でいちいち記録してるとか、総プレイ時間を計算したら10000時間ぐらい余裕で越えるんじゃないかとか、そんな人間の意見は特殊すぎて全く当てになりません。

☆★☆★☆

 これはゲーマーと非ゲーマーの間だけの問題ではなく、同じゲーマー間においても言えることです。

 たとえばこの前、無双OROCHI Zのmk2レビューを適当に読んでみました。
 僕はこのゲームに対し、「敵の数だけは多いけど、ほとんど棒立ちで萎える」「そもそも難易度『普通』だと異常に簡単すぎてつまらないが、『難しい』だと初期パラでは歯が立たない。ゲームバランスが狂ってんじゃねえのか」という意見を持っています。

 しかしレビューをざっと読んだ感じでは、そういった意見は見当たりません。中には、このゲームは難しいなどと言っている人までいました。
 となると、多数決で判断した場合、どうやらおかしいのは僕の意見のようです。

 そもそも僕は無双シリーズを、「大勢の敵をひたすら斬りまくるのが楽しいゲーム」などとは全く考えていません。
 ですがどうも、大半のユーザー、どころか開発者に至るまで、無双の売りはそこだと考えているような気がします。だとすると、やっぱりおかしいのは僕のほうだということになります。

 まあ、おかしかろうがおかしくなかろうが、僕は僕なんで、どうでもいいことです。
 ただ忘れちゃいけないのは、自分がおかしな人間だとしたら、そういう人間の意見は他人にとってはなんの価値もないのだ、と自覚しておくことでしょう。

☆★☆★☆

 僕の母は、基本的にゲームをしない人間です。
 脳トレには一時ハマってましたが、脳年齢20歳(最高得点)をあっさり出してしまってからは、やらなくなりました。唯一長期に渡ってハマっていたのは、逆転裁判シリーズです。

 僕はそんな母に新たなゲームを勧めてみるという試みを、たまに行っています。
 数ヶ月前には、リズム天国ゴールドを勧めてみました。リズムに乗って遊ぶ、というコンセプトはゲーム初心者の母にとってもわかりやすいんじゃないか、と思ったのです。

 このゲーム、タイトル画面から先に進むためには、タッチパネル上に置かれているコインを、画面の上に弾く必要があります。
 こんな単純な動作が母にはこなせず、どうすればいいのかと僕に尋ねてきました。

 画面には確か、上方向を指した矢印(↑)と、「はじけ!」という誤解しようのない指示が表示されていたと思います。
 にも関わらず、どうすればいいのか、母にはわからなかったのです。

 こういった経験から、ふと思いました。
 ユーザーはマニュアルを読まない、とはよく言われます。でも実際にはマニュアルどころか、ゲーム本編で提示されるチュートリアルすら読まないプレイヤーが少なくないのでは、と。

 正確に言うと、表示された説明に一応目を通しはするものの、全く理解しないまま先に進む、もしくはその時点でゲームをやめるというプレイヤーが、特に初心者の場合は多いのでは、と思ったのです。

 というのも、僕自身についても同様の事例が見られるからです。
 僕の場合は英語です。中学〜大学にかけて10年以上英語を学んできたにも関わらず、いまだに英語に対しては苦手意識を持っています。ネットでなにか調べ物をしていた際も、英文の説明がズラッと表示された時点で、もう理解する気が失せます。翻訳サイトを利用しようとすら思わず、逃げ出します。

 つまりゲーム初心者にとっては、ゲーム中に懇切丁寧に示されているチュートリアルの文章そのものが、反射的に拒絶する対象になっちゃってるんじゃないかと。作り手の側がどんなに丁寧に、わかりやすく説明したつもりでも、プレイヤーからしたら、わけのわからん古代言語にしか映ってないんじゃないかと。

☆★☆★☆

 ……といったでっかい溝が、普段からゲームをやっている人間と、全くゲームをしない人間との間にはある。
 そのとんでもない溝をどうにかするために送り出されたのが、WiiやDSというハードなのでしょう。3DSも、その思想を受け継いではいるはずです。

 だとしたら、スト4やリッジみたいなゲームがローンチタイトルとして出てくるってのは、やっぱり大間違いなんじゃないか、としか思えません。ウイイレや無双なら、サッカー好きや歴史好きが間違って興味を持って買うというケースもありそうですけど。

 新発売のゲーム機を真っ先に買う層なんてのはどうせマニアだから、マニア向けのゲームを用意しておけば問題ない――。
 という理屈は、3DSの場合は成り立たなさそうな気がします。僕が予約に行ったときも、普通にスーツ着たサラリーマンっぽいおっさんとかが、普通に予約の列に並んでましたし。そういう普通の人たちにとって、nintendogsとレイトン教授以外のゲームは、はたして購入対象になるんでしょうか。

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誰もがもう一人の自分を持っている。多分
 社長が訊くの無双クロニクルのインタビューを読んで、やたら腹が立ってきました。  その思いをブログでぶちまけようかと思ったものの、そうなると悪口を書くことになります。他人が書いた悪口なんてのは、読んでて愉快なものではありません。それに自分自身も、悪口を公開すれば、大体自己嫌悪を覚えます。 ...続きを見る
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2011/02/16 13:20

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