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zoom RSS 常識を破った先にあるものは

<<   作成日時 : 2010/10/16 19:59   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 2



 この前もちらりと触れたこの本。内容を物凄く大雑把にまとめると、「常識に囚われないようにするといろいろ楽しいよ」というテーマに基づき、具体例を山ほど記した一冊です。
 中でも、常識から脱却するための具体的な手法が気に入りました。

1. ある特定の事柄について、常識とされる要素を羅列する

2. それらを全部ひっくり返してみる

3. 以上を比較して、既存の要素で残しておきたいものはなにか、変えるべきものはなにかを考える


☆★☆★☆

 実際にこの手法を使って、いろんなゲームについて見ていきたいと思います。
 まずはいわゆる和製RPGから。最初は「和製RPGの常識」を羅列します。

・グラフィックがきれい

・メインストーリーは大体一本道

・クエストがたくさん用意されており、クリアするとゲーム中で使えるごほうびがもらえる

・キャラクターの成長を、主にスキルという形である程度自由にカスタマイズできる

・声優がしゃべる

・ファンタジー、あるいはSFぽい世界観が多い

・戦闘では、何度でも選べる通常攻撃と、特定のポイントを消費する魔法攻撃(およびそれに類するもの)、使い捨てのアイテム等を駆使して戦う

・戦いを繰り返すとレベルが上がり、キャラは強くなる


 他にもいろいろありそうですが、とりあえずこんなところでやめておきます。
 さて、次はこれらの常識をひっくり返します。

・グラフィックは汚い。というか、あまり重視しない

・メインストーリーは分岐しまくる

・あるいはそもそもメインストーリーと呼ぶべきものが存在しない

・クエストに該当する要素は一切存在しない

・クエストをクリアしても、いわゆるごほうびはもらえない

・クエストクリアでもらえるごほうびは、ゲーム内ではなくゲームの外で活用できる

・キャラクターの成長パターンは決まっている

・声がつかない

・舞台は現代、過去の日本等

・戦闘で使えるコマンドは全て回数制限がある、あるいはない

・そもそも戦闘がない

・戦いを繰り返してもレベルは上がらない。レベルを上げるには戦闘以外の手段が必要になる

・そもそもレベルという概念がない

・キャラクターは成長しない


 ……ほとんどの要素はすでにどこかで見た記憶のあるものばかりです。そうか、常識の裏を行くという手法も、すでに常識まみれになっていたのか。
(クエストとごほうびの関係だけは、ちょっと斬新な気もします)

☆★☆★☆

 次はFPSについて。僕が遊んだFPSの本数なんてたかがしれてますが、その範囲内での「常識」をまず挙げます。

・時代は近代〜未来

・舞台は第二次大戦か、現代社会のテロ組織相手の戦いか、宇宙人との生存を賭けた決戦

・主人公はハゲの大男

・部隊の仲間に小粋な黒人がいる

・部隊の仲間は常にアメリカンな言い回しをする

・武器の種類は、アサルトライフル、ショットガン、マシンガン、スナイパーライフル、グレネード、ハンドガン、ナイフ等の近接戦用武器

・オンライン対戦では、死んでも何回でも復活できる

・普通に撃っても一撃で倒せることは滅多にないが、ヘッドショットを喰らわせれば一発

・回復装備を使うことで、自分や他人の傷をいくらでも治すことができる


 長くなりそうなんでここで切ります。次はこれらの常識の裏返しです。

・時代は古代や中世。舞台もそれに準じたり、あるいはさらに無関係だったり

・主人公はふさふさ

・そもそも男じゃない

・部隊には小粋な黒人なんていないし、アメリカンな言い回しもない

・そもそも部隊なんて存在しない。戦いは1人でやるものだ

・武器の種類は1種類のみ

・あるいはオリジナルの武器が数百種類登場する

・プレイヤーごとに武器をカスタマイズすることも可能

・オンライン対戦では、一定回数死ぬとそこで終了。あるいは1回死んでも終わり

・どこを撃っても大抵一撃で死ぬ

・回復装備など存在しない。傷ついたら血を流しながら最後まで戦え。出血してると動きが鈍るが気にするな


 これらの裏返し要素は、実際に採用してみたら面白くなりそうなのもいくつかあります。以前語った美少女FPSとか。

☆★☆★☆

 最後にギャルゲーあたりを行っちゃいます。まずはギャルゲーの常識。

・複数のヒロインがいる

・ヒロインはみんななぜか主人公だけに惚れる

・主人公はさほどイケメンじゃないと自分で言っていたとしても、大体はイケメン

・主人公の親友やクラスメートにイケメンがいるが、ヒロインたちがそのイケメンに惚れることはない。イケメンもヒロインたちには手を出さず、むしろ主人公のサポートをする

・ヒロインはみんな大なり小なりトラウマや劣等感を持っており、主人公によってそれらが解消される

・主人公とヒロインが付き合うようになれば物語は終わり

・隣の家に幼なじみがいる

・幼なじみは家に上がってきて寝ている主人公を起こしてくれる

・生徒会長はすごい

・口調や振る舞い等において、「こんなやつ絶対実在しねーよ」てなヒロインが大勢出る


 ここで切って、次はひっくり返します。

・ヒロインは1人だけ

・ヒロインは主人公以外にも惚れる。欲しけりゃ競争じゃあ!

・ヒロインなのに主人公と恋に落ちない

・主人公はイケメンじゃない

・むしろキモい

・主人公の周りにイケメンなど存在しない

・イケメンは主人公の恋のライバルとして、普通にヒロインたちを狙ってくる。競争じゃあ!

・ヒロインはトラウマも劣等感も持っておらず、主人公と関わることで成長したりもしない

・むしろ主人公がヒロインたちによっていろんな形で癒される

・主人公とヒロインが付き合いだしてからが本番

・隣の家の幼なじみなどいない

・幼なじみはいるけど仲が悪い

・幼なじみはヒロインじゃない

・むしろ主人公が幼なじみを起こしに行く

・生徒会長はモブ

・よくも悪くも現実にいそうなヒロインばかりが登場する

・逆に男キャラのほうが全員アレ


 エロゲーまでふくめれば、多分全部の要素がどっかで取り入れられてるだろうなー。

☆★☆★☆

 結論。常識を覆すアイデアもまた、常識的に存在している。

 まあRPGやギャルゲーなんかは歴史も長けりゃ出ている本数も膨大ですから、大抵のことはやられちゃってるのかもしれません。その点FPS辺りは、覆すべき常識もまだ結構残ってるような気がするけど、さてどうだろう。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
実は「常識にとらわれない」という常識に捕らわれている人の方が数としては多いんですよね。

むしろ何でその「常識」ができたのかを考えてみるのも面白いと思いますよ。

常識は知識の宝庫ですから








発熱39℃
2010/10/17 11:42
結局のところ、常識通りにやって問題がないならそれでいいし、うまく行かないなら常識を疑ってみればいい、それだけのような気もします。
植村(管理人)
2010/10/17 15:18
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