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zoom RSS なつかしのゲーム語り 第46回 サクラ大戦

<<   作成日時 : 2010/05/28 20:47   >>

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 今日はまだやるべきこと、やりたいことが残っているのに、なぜかサクラ大戦について語りたくなってしまいました。なまじ忙しいと、変なスイッチが入っちゃうのかな。
 というわけで、サクラについて語ります。シリーズ全体ではなく、初代限定です(2,3は別に語るかもしれません)。

 最初は確か、「サクラ大戦は歌がすごいらしい」といううわさが耳に入ってきたんだと思います。
 サクラ大戦は広井王子プロデュース。広井さんと言えば、それ以前にカブキ伝でミュージカル演出をやったという経歴があります。なので、歌に気合を入れてるという話も、なんとなく理解できました。

 で、ゲームを買う前に、まずは歌のアルバムを買いました。
 年末、福岡にある祖父母の家でこたつに入りながら、イヤホンでこのCDをずっと聴いていた記憶があります。いい歌だなーと思い、ゲーム本編を買いたいという気持ちも徐々に高まってきました。

 ところで、当時の僕は高校生でした。国語の授業では、夏目漱石の「こころ」を読んだりしてました。
 まだサクラのゲームを買ってなかった頃、どういうわけか僕の中では、この「こころ」に出てくるお嬢さんが、サクラのヒロインである真宮寺さくらにかぶっていたのです。「大正」「和服」といったキーワードから、適当につながったのでしょう。「こころ」の時代は明治だそうですが、んなことはどうでもいいのです。

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 サクラは今でこそいくつかのハードに移植されているものの、当時はセガサターンでしか遊べませんでした。
 興味を抱きながらも、僕がすぐにサクラを買わなかった最大の理由は、サターン本体を持ってなかったことにあったと思います。

 でも時間が経つにつれて、サクラを遊んでみたいという思いは強まってきます。あと、ときメモも一度やってみたい、とか思うようになってます。
 そうこうしているうちに、高2になり、修学旅行のシーズンを迎えました。

 修学旅行では、お土産用に3万円(正確な額は忘れました)の現金を持っていくことが、学校側から許可されました。
 そして母は、お土産を買わなかった分は小遣いにしていい、というありがたい言葉とともに、3万円を渡してくれました。

 結果、僕はお土産はおろか、缶ジュース1本買わずに1週間の修学旅行を過ごし、3万円を全額温存したまま帰ってきました。
 修学旅行の翌日は、代休で学校は休みです。僕はさっそく近所のゲーム屋に行き、サターン本体と、ときメモを買いました。

 今思えば、せめてお土産の1つぐらいは買って帰れよ、という話です。
 しかし当時の僕にすれば、「これでサターンが買える!」という思いしかなかったのでしょう。元々、当時から友だちもいなかったし、修学旅行自体にはなんの思い出も――まあいいや。

 で、無事サターン本体が手に入り、後にサクラも買うことになるわけです。めでたしめでたし。

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 サクラ大戦シリーズは名作です。
 なにが名作かと言えば、あのゲームの中には、架空の「太正」文化が詰まっているのです。その架空世界の輝きは、やがて舞台やらCDドラマやらマンガやら、ともかくいろんな方向に広がっていくことになります。

 単なるメディアミックスなら世にいくらでもありますが、サクラシリーズのように、1つの確固たる世界を作り上げた作品は、他にそうないと思います。
 魅力的なキャラクターを中心に作られた世界なら、今も昔もたくさんあります。でもサクラの場合、極端に言えば、ヒロインたちがいなくても作品世界は成立します。

 たとえば、サクラのラジオ番組なんてのもありました。ただしこれは、ゲーム「サクラ大戦」についての番組ではなく、サクラ大戦の世界内で放送されているラジオ番組、というスタンスでした。
 桐島カンナ役としてゲストで出た田中真弓さんが、自分の背の低さをネタにしたボケをかましたとき、広井さんが「田中さん、カンナで、カンナでお願いします!」と慌てていたことが印象に残っています。広井さんにとってあのラジオは、完全にサクラ大戦世界の延長上にあったのでしょう。

 あと、サクラの世界が魅力的だったのは、作中世界における、前後の歴史も影響していると思います。
 日清・日露戦争の後であり、やがて太平洋戦争を迎えようという、そういう時代の物語であるということが、プレイヤーに少なからぬ妄想を抱かせたのではないかと。勃興、成長、破滅といったいろんな要素が渾然一体となっているのが当時の日本(をモチーフにしたサクラ世界)であり、そういう時代の中で生きているヒロインたちに思いを馳せたプレイヤーは、きっと大勢いたはずです。

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 肝心のゲーム自体はというと、普通に面白いです。いや、普通以上に面白かったです。
 ただしストーリーは、あかほりさとるさん謹製の一品であり、ツッコミどころの嵐というか、最後まで突っ込まずにいるほうが難しいんじゃないかという代物でした。

 でも物語なんてのは、よくできてるけど地味でつまんないものより、穴だらけだけど華やかで輝いてるやつのほうが、ずっと魅力的なもんです。

 こういう作品への評価は結局、その魅力を感じ取れるかどうかで決まります。
 感じ取れなければ、サクラ大戦は稚拙なストーリーが展開されただけの駄作に過ぎないでしょう。一方、いろいろと感じ取れた人には、上述のような幻想までもが見えちゃったりするわけです。

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 なつかしのゲームとして語ったものの、考えてみれば、PC版やPS2版やらで、今でも普通に遊べるゲームでした。
 ということで、未プレイの人には、ぜひ一度遊んでみるようお勧めします。

 僕の勝手な区分によると、「ときメモ」「サクラ」「アイマス」は日本3大ギャルゲーに位置づけられるので、好き嫌いは別にしても、ゲーマーの教養として一度は触れておくべきだと思います。
 まあ、初代ときメモは今さらやってもあまり意味ない気がしますが、サクラは今やるのもありじゃないかと思います。昔のアニメだけど、今見ても結構面白かった、というのと同じ感覚で行けるんじゃないかと思うのです。

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