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zoom RSS キャラのレベルを上げる楽しさ=戦術が広がる楽しさ

<<   作成日時 : 2009/01/19 21:58   >>

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 フローについて自分なりにまとめたことで、ゲームの面白さについても、新たに気づいたことがありました。
 キャラクターのレベルを上げるという行為は、基本的には不毛であるということです。

 フローがフローとして成立するためには、行為の難易度が自分のレベルに合っている必要があります。自分のレベルが上がってきた場合は、それに合わせて難易度のほうも上げなければ、退屈に感じてしまいます。
 重要なのは、ここでいうレベルとはあくまで自分自身の技量を指すものであり、使っている道具のレベルではないということです。

 ゲームをやっていて、強いボス敵に遭遇した。今のパーティーでは勝てないので、レベル上げをした。このとき上がるレベルは、あくまでもゲームのキャラクターのレベルであって、プレイヤーのレベルではありません。
 キャラクターというのは、プレイヤーにとってはゲームをクリアするための道具とも言えます。キャラクターのレベルを上げるというのは、道具のレベルを上げることに他なりません。

 プレイヤー自身のレベルを上げず、道具たるキャラクターのレベルを上げることによって困難を乗り越えても、そこにフローは生まれません。せいぜいが、難題をようやく片付けることができたという、後ろ向きな満足感を得られるぐらいでしょう。
 ゲームは楽しむためにやるものであって、クリアするためにやるものではない。たとえクリアという目標を達成できても、その過程が楽しいものでなければ、ゲームを遊ぶ行為そのものは失敗になります。よってキャラクターのレベルを上げるという行為は、ゲームを楽しむという結果には直接結びつかないがゆえに、不毛であると言えるのです。

☆★☆★☆

 とはいえ、実際には世の多くのゲームにレベル上げの要素が入っており、かつそれが楽しい場合も山ほどあります。
 この理由については2つ考えています。

 1つは、道具のレベルを上げるという行為自体が、それなりに楽しくはあるということです。
 使い込んだ道具には愛着が生まれますし、その道具が立派になるのは気分のいいものです。特にゲームのキャラクターは、プレイヤーの分身という要素が大きいので、成長を楽しく思う気持ちも一際強くなるのは否定できません。

 ただ、この楽しさ自体は、あくまで「それなり」のものに過ぎないと思います。
 これについては、レベル上げが苦役にしかならないゲームの例を想像してもらえればわかるでしょう。キャラのレベルを上げるという行為そのものが問答無用で面白いのであれば、レベル上げが時に「作業」などと揶揄されることもありません。

 ここで、レベル上げが楽しい理由その2が出てきます。
 それは、レベルを上げることによってキャラクター=道具に新たな特性が付加され、それによってプレイヤーが取れる戦術の幅が広がることです。

 最初は5しかなかった攻撃力が、鍛えることで30になり、おかげで敵を楽々倒せました。というのでは、レベル上げの楽しさというのは「使ってる道具が立派になった」「苦戦してた敵に楽に勝てて爽快」というだけのものでしかありません。これはあくまで「それなり」の楽しさでしかないというのは、上述の通りです。
 ですが、レベルを上げることで相手を眠らせる魔法を覚えました、とかいう場合は、「新たな戦術を組めるようになった」という楽しさが加わります。この楽しさは、プレイヤー自身が頭を使わないと味わえない、すなわちプレイヤー自身の成長をうながす要素ですから、フローにつながります。

 つまりレベル上げが楽しいとすれば、それは第一に、プレイヤーが取れる選択の幅が広がるのが楽しいわけです。単にキャラクターが強くなって嬉しい、という楽しさはおまけみたいなものです。
 言い換えれば、いくらキャラのレベルを上げてもプレイヤーの取れる選択肢が増えない場合は、レベル上げは不毛な行為にしかなりません。この辺りの案配が、レベルを上げるのが楽しいゲームとそうでないゲームとを分けているのではと思います。

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